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2012年12月21日 (金)

肥田舜太郎「内部被曝」(扶桑社新書)を読んだ。

ようやく、肥田舜太郎「内部被曝」(扶桑社新書)を読んだ。


以下はその要点を抜き書きしたものだが、本書はすべての日本人が読むべきだと思う。特に小さな子供を持つ親は。そしていまだ福島に住む人々も、ぜひ本書を読み、一刻も早く子供を県外に避難させてほしいと思う。


(肥田舜太郎・著)要点メモ

 

対外から放射線を直接浴びる「外部被曝」に比べ、微量な放射性物質が口や鼻、皮膚から体内に入り込む内部被曝は、「低線量被曝」として、ずっと影響が無視されてきた。

 

しかし、内部被曝は外部被曝とは異なるメカニズムで体内を破壊し、微量の放射性物質でも、体内から長時間にわたり被曝することで、重大な被害を引き起こすことがわかってきた。

 

1972年にカナダ原子力公社のホワイトシェル研究所において、アブラム・ペトカウが、「低線量の長期にわたる慢性的な被曝は、高線量の短時間照射よりも影響が大きい」ことを発見した(「ペトカウ効果」)

 

ペトカウ効果は、以下のような「低線量被曝による人体への影響」を明らかにした。

 

低線量の放射線は活性酸素(フリーラジカル)を体内に発生させ、細胞を傷つける。

フリーラジカルは、動脈硬化、白内障、心筋梗塞、認知症、ガン、内臓障害、肺疾患、炎症、老化、関節障害、喘息などの多様な病気を引き起こす。さらにDNAも変異させ、発育中の胎児の脳障害などの原因にもなる。

免疫システムが阻害され、感染症の危険が増す。

 

このペトカウ効果は、アメリカ各地の原発関連産業に従事する労働者や原発近隣住民のガン発生率(特に乳ガン)、スリーマイル島周辺の死因別死亡率、チェルノブイリ原発事故後のアメリカ南大西洋沿岸州での乳幼児の死亡率データなどでも裏付けられた。

 

また、エイズウィルスの発生にも、放射線が影響している可能性がある。世界規模で放射性物質であるストロンチウム90が増加したのは、1950年代半ばから1960年代初頭にかけての大国による水爆実験の時期に当たる。この時期、核実験は中央アフリカやカリブ諸島などの南太平洋の多雨地域で多く行われた。その結果、ストロンチウム90を多く含んだ雨が、この地域の牧場や畑に降り注ぎ、そこで獲れた野菜や牛乳、牧草を摂取した動物を食べた乳幼児たちが成人になり、エイズを発症させてしまったという説だ。

 

著者(肥田舜太郎)が医師として治療に当たってきた、広島・長崎の原爆被爆者たちにも、同様の症状が多数見られる。

 

著者はこの事実を公表しようと働きかけてきたが、すべて黙殺・弾圧されてきた。それは当時の占領軍(米国)の圧力によるものだったが、以降も現在に至るまで、日本政府や原子力推進派は、この低線量被曝による影響(晩発性障害)を隠し続けている。

 

そこに今回の福島第一原発事故が起こった。今回のことで、もはや日本人はほとんどすべてが被曝してしまった。我々日本人は、放射能に汚染されたこの日本で生きてゆくしかない。

 

だから、すでに体内に入ってしまった放射性物質の影響を自分の身体が防ぐしかない。

 

フリーラジカルから身を守るためには、その酸化を抑える抗酸化物質を摂取する。ビタミンECA、ベータカロチン、亜鉛、銅、マンガンなどの栄養素が有効。また決まった生活リズムを保ち、暴飲暴食を控え、適度に運動することも大事。

 

核廃絶運動をしている人も、現役の医師も、内部被曝のことについて無知である。内部被曝の怖さについて知らないと「核抑止論」や原発必要論に反論できない。


Naibuhibaku






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