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2012年11月 4日 (日)

「コナミ日本シリーズ」について思うこと。

 今年の日本シリーズが終わった。

 試合内容については、別に言うことはない。
 
 第5戦の日本ハム多田野投手の危険球問題について、ネットで巨人および打者の加藤健を批判する書き込みが多かった件については、自分もTwitterで詳細に反論しているので繰り返さないが、批判するならもう少し野球のルールを知ってからにしてもらいたいとだけ、ここでは述べておく。
 それよりも気になったのは、昨日の優勝決定後の表彰式である。昨年からコナミが大会の協賛スポンサーとなり、「コナミ日本(にっぽん)シリーズ」として開催されるようになった。その名称も実にカッコ悪いと思うが、まあ金を出しているので致し方ない面もあるだろう。
 問題は表彰式で、MVPの内海をはじめ、各表彰選手に賞金100万円なり何十万円なりを渡す、眼鏡を掛けたスーツ姿の中年サラリーマン。コナミの社長なのか誰なのか知らないが、この男が選手に賞金を記した大きなボードを各選手に渡す際、毎回一緒に記念撮影をしているのである。そのたびに式の進行が遅れ、テレビを観ていた自分は非常にうざったく感じたが、この中年リーマン、その後の優勝ペナント(優勝旗)を中心にした巨人チームの記念撮影にも、ちゃっかり一緒に収まっていた。
 さらには、正規の優勝ペナントの他に、コナミで作った優勝ペナント(これが正規のものよりも遙かにでかい)も勝手に作り、それを選手に持たせて、優勝ペナントとともにグラウンド一周させている。
 この光景を見て、非常に違和感を持ったのは自分だけだろうか。
 記念撮影については、税務署に申告するための「証拠」として必要なのかもしれないが、そんなものは後で球団から領収書を出させればいいだけの話である。また、独自のペナントを作るぐらいなら、その金で正規の優勝ペナントをでかいものにしてくれればいいのである。バカでかいだけで何の価値もないコナミのペナントなんてものは、来シーズンの東京ドームには掲げられないんだから。
 古来、スポンサー、パトロンというものは、自らの「分」をわきまえ、目立たないことを旨としていたはずである。コナミについていえば、個人ではなく法人であり、広告の一環としてスポンサーになっているわけだから、そうもいかないだろうが、その目的は「コナミ日本シリーズ」という冠だけで、じゅうぶん達しているではないか。それをチーム関係者でもないどっかの知らないおっさんがしゃしゃり出てきて、嬉々として選手と写真を撮る。それが観る者に好感度を与えるかといえば、逆効果でしかないだろう。
 NPB、日本野球機構の方も、「金出してくれてるから」という理由で、こういうスポンサーの出しゃばりを許すのではなく、「それはそれ」として、ちゃんと物を言える組織にしていかないと、こういう分をわきまえないスポンサーは、どんどん増長していくはずだ。それは、結果としてプロ野球自体がつまらなくなっていく危険性もはらんでいると思う。

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